「集中治療医訪問」です。
今回、田中竜馬医師は京都府立医科大学の橋本悟先生を訪問しました。
橋本先生はARDS診療ガイドライン2016作成委員会の委員長として、文字通り中心的な役割を果たされました。GRADE (Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation)システムを採用した日本初のガイドラインということで苦労も多かったそうで、ガイドライン作りの裏話もお話し下さいました。田中先生もガイドライン作成委員会に少し関わっていたとのことで、橋本先生にお会いできるのを非常に楽しみにしていたようです。うきうきと出かけていきました。
多くの優秀な集中治療医を輩出されている京都府立医科大学集中治療室では、橋本先生はじめスタッフのみなさんがアイディアを出して工夫されているというお話が印象的です。橋本先生は、「手抜き」とおっしゃいますが、患者さんにとって安全で、スタッフにとっても負担が少なく、効率の良いシステム作りを作られているのはすばらしいです。田中先生もICUを見せていただいて大いに刺激を受けたようです。
インタビューではこの他にも、世界に先駆けて設立なさったCritical Care Networkのメーリングリストや、現在精力的に取り組んでおられるJIPAD(日本ICU患者データベース)などについてもお話し下さっています。「ICUは看護師で成り立っています!」というお話もあり、ICU看護師の方にも必見です。
橋本先生、ご多忙のなか、お時間を取って下さり本当にありがとうございました。
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