「集中治療医訪問」第3弾です。
今回は田中竜馬医師がかわぐち心臓呼吸器病院を訪問して竹田晋浩先生にお話をうかがいました。
かわぐち心臓呼吸器病院は、竹田先生が理想の医療を実現するために2015年に開設された循環器と呼吸器の専門病院です。竹田先生のビジョンの元に優秀なスタッフが集まるアクティビティの高い病院なので、田中先生は訪問を非常に楽しみにしていたようで、いそいそと出かけていきました。病院ではスタッフの方々の熱烈歓迎を受けたそうで(手作りポスターまで準備して下さいました!)、感激していました。
竹田先生は集中治療のさまざまな分野に精通されていますが、お話の中で「自分から見つけにいった」とおっしゃっるNPPVに関しての第一人者で、十数年前に田中先生は教えを請いに竹田先生を前任地の日本医大まで訪問したのだとか。そのときに、たいへんお忙しくされている中、押しかけてきた田中先生(昔から押しかける人だったんですね)に時間を割いて丁寧に説明して下さり、膨大な教育用スライドを惜しげもなく分けて下さったとのことで、田中先生は大変感激したのだそうです。「感染症は大嫌いだった」とおっしゃる先生ですが、新型インフルエンザ流行の時にいち早くECMOの有効性に目を付け、国内外に情報を発信されました。今回のインタビューではECMOとの「運命」的な出会いについてもお話し下さっています。その他にも、竹田先生が開業されるに至った経緯、救急医療への取り組みなど話題がつきません。細かい気配りが随所に見られ、大変参考になります。
循環器と呼吸器についての経験を積みたい、という方の受け入れも可能だそうなので、興味のある方はぜひどうぞ。
竹田先生、お忙しい中、お時間を取ってくださり本当にありがとうございました。